あなたの卵巣に合わせた体外受精

人それぞれに個性があるように、卵巣の状態も一人一人違います。
年齢によっても違いますし、同じ方でも周期ごとに違います。
そんな毎周期異なる卵巣の状態に合わせた体外受精を行っているのが当院です。

当院の体外受精に決まったスケジュール(プロトコール)はありません。
外来の診察では、毎回超音波検査に加えてホルモン検査を行います。
様々な情報から卵巣の状態を把握し、最適な診察日や採卵日を
決定していくことが大切だからです。

排卵は曜日を選べません。
「あなたの卵巣の状態に合わせた体外受精」
これを本気で実践するために、クリニックは365日お休みがありません。
外来診察を最適な日に受けていただくため、再診の方の予約制をとっていません。
どのクリニックで体外受精を受けようか迷われている方。
あなたの卵巣の状態に合わせた、オーダーメイド治療を提供している
当院に、ぜひ一度ご来院ください。

【タイプ別治療方針】

下記の条件のどれかに当てはまる方が多いのではないでしょうか?
年齢別希望別状態別に治療方針を示しますので、ご参考にしてください。
年齢別
① 20~30歳代前半で、体外受精をご希望の方 (排卵誘発剤は希望せず、できるだけ自然妊娠に近い形で治療をしたい方)
  • 子供が欲しいと思ってから毎月タイミングを合わせても結果が出ず毎月の生理に落ち込む日々。月日ばかりが経過してしまう。
    病院へ通ってタイミング法や人工授精をしたけれど妊娠しない。
    主治医の先生からそろそろ体外受精と言われて迷っている。
    そんなときに、このページを見てくださった方が多いのではないでしょうか。
    お若い方の不妊の原因は様々ですが、結局は卵子と精子が出会えていないことが多いのです。それらを出会わせるのにタイミング法や人工授精では解決できないことがあります。
    それを助けるのが体外受精。
    出会いを助けるのにたくさんの卵子は必要ありません。
    あなたの身体が選ぶその周期で最も良い卵子を精子と出会わせてあげれば妊娠することが十分に期待できます。
    良好卵が多い若い方こそ、身体に優しい自然周期・低刺激周期体外受精が適しています。
    34歳以下の方限定で初回完全自然周期成功報酬プランを設けております。詳しくは治療費のページをご覧ください。

② 20~30歳代前半で、体外受精をご希望の方 (必要なら排卵誘発剤を使用することを希望され、2人目用の受精卵も早く獲得したい方)
  • 1人目の妊娠にこんなに苦労をしているのだから、2人目、3人目の治療は年齢が進む分、もっと大変だろう。だからできるだけ若い間に受精卵を確保しておきたい。
    当然のお気持ちだと思います。
    実際、卵巣機能が良好な方は低刺激周期採卵で1周期に複数個の卵子を獲得することが可能です。ご自身から出ているホルモンを利用しながら複数個の卵子を獲得するのに足りない分のホルモンを飲み薬や注射で補っていく考えですので、他の過排卵誘発法(ロング法やショート法、アンタゴニスト法など)で使用する薬剤よりも少ない量で済みます。
    卵巣機能が良好な35歳以下の方に、カウフマン療法と呼ばれるFSHをコントロールする下準備をした後、この低刺激排卵誘発法を用いて採卵した場合、88%の方が胚盤胞を凍結保存できています。
    その凍結した胚盤胞1個の融解移植で68%の方が妊娠され、また1回目の移植で妊娠されなかった方も、同じ採卵周期で凍結できた別の胚盤胞を用いて2回目以降の移植で累積97%の方が妊娠されています。
    卵巣機能が良好なお若い方で、短期間での妊娠を望み、できれば2人目以降の凍結胚も確保したい方にはお勧めしたい方法です。

③ 30歳代後半で体外受精をご希望の方
  • 一般に35歳を超えて出産すると高齢出産と言われます。妊娠することも同様で、35歳を境に、妊娠率は少しずつ下がり始めて来ます。生殖年齢で考えると35歳以上は高齢ということです。
    当院へ初診で来院される方の平均年齢は38.2歳です。あなたと同年代の方々が当院へ来院されています。
    自然妊娠率は年齢とともに徐々に低下していきます。30歳代後半の方で体外受精を考えておられる方は、1周期でも早く、と言うのが私たちの本音です。
    体外受精で卵子と精子をうまく出会わせてあげると、その妊娠率は決して低いものではありません。
    より自然に近い妊娠を当院で目指してみませんか?

④ 40歳代前半で体外受精をご希望の方
  • 40歳を超えると自然妊娠率は急激に低下します。
    これは主に卵子の質の低下が原因と考えられています。
    なぜなら、あなたの卵巣の中にある卵は、あなたが胎児であったときにすでに出来上がったものだからです。
    つまり、胎児期から40年以上の間、卵巣の中に保存してきた卵子なのです。40歳を過ぎると卵子の変性・劣化は急速に加速し、妊娠率は急激に低下します。残念ながらこれを改善することはできません。
    すなわち一度悪くなった卵子を良くする方法はないのです。そして、卵巣内に残された卵胞の数自体もどんどん減ってきます。
    それが40歳以上の卵巣状態の現実です。
    体外受精を行って卵子と精子を出会わせてあげても、卵子の質が悪ければ、妊娠にはつながりません。
    当院で体外受精治療を受けられている患者様は、40歳代前半の方が最も多くなっています。
    40歳を超えて体外受精をご希望の方は、よい卵子と出会うまで根気強く採卵を行うことが大切です。良い卵子が出てきたときを逃してはなりません。
    当院の自然周期・低刺激周期採卵による体外受精は、身体への負担が少なく、ホルモン環境も乱しませんので、毎周期でも採卵が可能です。
    妊娠できる卵子が育ってきたときに、それを確実に採卵し、精子と出会わせて、受精卵を育て、そして子宮へ戻してあげること。これが妊娠への一番の近道なのです。
    1周期1周期確実に治療を行い、よい卵子と精子の出会いのチャンスを増やし、妊娠・出産というゴールを目指しませんか?

⑤ 40歳代後半で体外受精をご希望の方
  • 卵巣機能の低下により40歳頃から急激に妊娠率が低下するため、45歳以上の妊娠例は体外受精でも非常に稀になります。
    当院の治療で、46歳9カ月の卵子によって妊娠が成立し、47歳で出産された方がいらっしゃいます。良好卵が採取できれば年齢が高くても出産出来る可能性はあるのですが、その割合は決して高くはありません。
    自力排卵がある方は自然もしくは低刺激周期で採卵します。
    閉経が近くなりFSHの基礎値が上昇している方には、FSHを適切な値にコントロールしながら卵胞発育を促すという当院独自の方法を行い、1周期1周期の採卵チャンスを増やすようにしています。
    40歳代後半で体外受精を希望される方は、これらの努力をしたとしても移植可能な胚ができる確率は低下してくる年代になります。
    ご夫婦でよく話し合った上で体外受精に臨まれるかをお考えください。
    閉経が近づき、自分の卵で妊娠できるチャンスが減ってきているけれども最後の可能性にかけたい、という強い想いをお持ちの方には、全力で治療にあたらせていただきます。

希望別
① 体外受精をしたいけれど、できるだけ排卵誘発剤を使いたくない方
  • 毎周期排卵がある方は自然周期体外受精が可能です。
    あなたの身体がその周期に選ぶ卵子は通常1つで、最も妊娠に適している最良の卵子です。その卵子と精子の出会いの場だけを私たちが提供し、後はできるだけ早く子宮の中へ戻してあげます。
    この過程に過度な薬は必要ありません。
    たくさんの卵子も必要ありません。
    1つだけ必要なもの。
    それは、あなたの身体のリズムに合わせて育ってくる卵子を排卵直前に採卵する知識と技術です。
    卵子は排卵直前に最終的な成熟を遂げて受精を待つ状態になります。
    その周期に身体が選んだ最も良い卵子が排卵する時間を的確に予想することが大切です。
    そのため、自然・低刺激周期体外受精は、それに特化した施設でないと行うことが難しいのです。
    月経周期1周期の中でのホルモン変化は、人それぞれです。また同じ方でも月経周期ごとにも異なりますので、排卵する時間を予測することは簡単ではありません。
    毎回違う状態に合わせた治療は、それに特化した施設、そして年中無休の施設でなければできないのです。
    できるだけ排卵誘発剤を使いたくない方こそ、あなたの身体の状態に合わせた当院の治療をぜひお勧めします。

② 過排卵誘発周期による体外受精が辛かった、副作用が強かった、その後の月経周期が乱れるなどで、排卵誘発剤を使いたくない方
  • 体外受精では、自然排卵がある方も排卵障害がある方に対しても、これまでは一様に過排卵誘発(連日注射)を行ってきました。
    過排卵誘発は強力な誘発剤を大量に連日注射する必要があり、注射自体もかなりの痛みを伴います。注射部位の疼痛。発疹、硬結などの薬剤アレルギーや、ホルモンバランスの乱れによる体調不良を訴える方も多く、連日通院の手間やコストも高価になる等の問題点があります。
    何よりも過排卵誘発をするとお腹に水が溜まる卵巣過剰刺激症候群が高頻度で起こります。血液が濃くなり、脳血栓などが生じかねません。また、卵巣が大きく腫れあがり、ねじれて卵巣茎捻転という緊急手術が必要な急性腹症が起こることもあります。
    他にも、排卵誘発剤を何度も反復使用することで注射薬剤に対する身体の耐性が生じ、卵胞が育ちにくくなったりします。
    このように過排卵誘発は多くの副作用が生じる可能性があります。
    当院では、自然排卵がある方の体外受精は、安易に強力な過排卵誘発から開始するのではなく、弱い刺激から開始するのが自然の順序だと考えています。
    もちろん、既に過排卵誘発による体外受精治療をお受けになった方でも、当院の自然周期・低刺激周期での体外受精を受けていただくことは可能です。
    実際、当院へ来られる患者様の多くはすでに他院で体外受精治療を受けておられ、過排卵誘発周期での連日注射が辛い、副作用が辛い、結果が出ないなどの理由で、自然周期・低刺激周期体外受精治療を希望されて来院されておられます。
    子供ができないだけでも辛いのに、さらに貴方の身体に辛い思いをさせることはありません。
    今までのやり方を見直し、卵巣から自然に排卵しようとする本来の力を利用して、身体に過度な負担をかけずに採卵する治療を受けてみませんか?

③ 強力な排卵誘発剤を使用しても卵胞が育たず、高刺激以外の治療を希望している方
  • 卵巣の卵胞数が減少してきた年齢の高い方や、強力な排卵刺激を何度も繰り返してきた方は卵巣の反応性が低下し、連日の排卵誘発注射でも卵胞の発育がみられない、発育できても1個ということがあります。
    強力な排卵誘発剤を用いても1個しか育たないのであれば、自然の力で発育してくる1個を大事にすればよい。それが私たちの考え方です。
    何度も排卵誘発注射を行っても発育卵胞の個数が少ない方は、卵巣の機能が低下しています。こういう方は、本来、卵巣を労わりながら、自然に排卵する卵子を1つずつ大事にするべきであり、過度な薬剤使用によって卵巣をさらに疲弊させてはいけません。
    自然周期・低刺激周期採卵では、毎周期採卵のチャンスが訪れます。
    1周期1~3個という少ない採卵個数でも、毎周期採卵できれば良好卵に出会える可能性は高まります。
    あなたが妊娠できる期間は限られています。その期間を有効に使えるよう、私たちと一緒に頑張りましょう。

④ 排卵時期にきっちり合わせたタイミング法や人工授精を希望している方
  • 当院のタイミング指導および人工授精は十分な問診を経た上で行っております。
    一般にはタイミング法や人工授精を行っても妊娠しない場合に体外受精を勧められることが多いです。しかし、タイミング法や人工授精治療の必要性を理解し、しっかり行えていなかったら、次へのステップアップ治療に納得して進むことができなくなってしまいます。
    当院は自然排卵に合わせて採卵を行う、自然周期採卵を主に行っている施設です。体外受精では、排卵直前に採卵しないと受精可能な成熟卵を採ることができませんので、排卵日予測ではなく排卵時刻予測が必要になります。
    そのために、毎回の診察では必要なホルモン検査を行います。超音波で計測した卵胞の大きさとホルモン検査の両方の結果に基づいて、初めて的確な排卵時刻が予測可能になるのです。蓄えられたデータは膨大です。
    タイミング法や人工授精を行うにあたっても、より確実な治療を行うには、的確な排卵時刻の予想が大切です。
    まずはタイミング法や人工授精で妊娠したい方、より確実な妊娠を目指すため、当院で1周期1周期しっかり治療してみませんか?

状態別
① 両側卵管閉塞、狭窄の場合
  • 卵管は卵子と精子の出会いの場であり、受精卵を育てていく場でもあります。
    卵管が両側閉塞している場合や水腫といって卵管内に水や血液が貯留している場合は、卵子と精子の出会う場がありませんので、卵管を使わない妊娠方法である体外受精治療の絶対的適応になります。
    卵管が片方だけ閉塞している場合は、反対側の卵管機能が正常であれば自然妊娠を期待することもできますが、妊娠できるチャンスは正常卵管側から排卵した場合だけですので、単純に考えても約半分の確率になります。年齢によっては早めに体外受精に移行したほうがよいでしょう。
    卵管狭窄の場合は、狭窄の程度が軽ければ、FTカテーテルという卵管狭窄部を治療する器具によって自然妊娠ができる状態に回復することもありますが、おおよそ数カ月で元の状態に戻ります。
    また狭窄の程度が強ければFTカテーテル治療も難しくなりますので、早めに体外受精に移行されるのがよいと考えます。
    体外受精は元々卵管の代わりをするための医療技術です。
    妊娠できない原因が卵管だけにある場合は、卵子と精子を出会わせてあげると早期に妊娠することが期待できます。そのために多数の卵子は必要ありませんので、当院の自然周期・低刺激周期体外受精をお勧めいたします。

② 精子に問題がある場合(乏精子症・精子無力症・無精子症など)
  • 精製精子を子宮内に注入する人工授精を行う場合もありますが、精子濃度や運動率、奇形率などに大きな問題がある場合は、顕微授精にて受精率の改善を目指します。
    無精子症でTESE(精巣内精子回収術)適応の場合は、しかるべき泌尿器科を御紹介します。精巣から採取した精子はその場で凍結保存され冷凍タンクで当院へ移送されます。
    精子は複数にわけて凍結されますので、1回の手術で複数回の体外受精をまかなうだけの精子が確保されます。
    精子に問題がある方も、顕微授精という技術によって多くの方が妊娠されています。
    卵の質の低下が進行する前に治療を開始することが肝要です。ぜひ顕微授精による治療をご夫婦でお考えください。

③ 卵巣腫瘍(術後の方を含む)がある場合
  • 良性腫瘍である成熟嚢胞奇形腫や子宮内膜症性嚢胞などは、比較的お若い方にできます。サイズが大きくなれば卵管のピックアップ障害(排卵した卵子をキャッチする能力の障害)を生じ、自然妊娠できるチャンスが減ります。
    手術によって腫瘍部分のみ切除した場合、ピックアップ機能が回復し再び自然妊娠できるチャンスが増える場合もありますが、手術部位の周辺に癒着が生じたり、腫瘍が再発することも多いです。また子宮内膜症性嚢胞に至っては骨盤全体に内膜症性病変が広がり、卵管機能障害や排卵障害、子宮着床障害を生じることがあります。
    また、腫瘍摘出術時に正常卵巣組織の一部も同時に切除される場合がありますが、それによって卵巣内の卵胞数が減少し、排卵誘発剤を使用しても多数の卵胞が育たないことも多いのです。
    腫瘍の存在によるピックアップ障害は、体外受精によって解決できる可能性が高く、卵子と精子の出会いを促すのに多数の卵子は必要ありません。
    腫瘍切除後に卵巣体積が減少した方には、排卵誘発剤を使用しても発育卵胞数は増えにくいので、自然周期・低刺激周期体外受精によってこつこつ採卵していくことが卵巣へ負担をかけずに、妊娠する近道になります。
    卵巣へ過剰な負荷をかけずに妊娠していく方法をご提案させていただきます。

④ 多嚢胞性卵巣の場合
  • 多嚢胞性卵巣の状態は様々で、自然排卵するタイプから重度の排卵障害まであります。軽度の排卵障害の方はクロミフェンなどの経口排卵誘発剤で反応する方も多いですが、複数の卵胞が育った結果、タイミングや人工授精を行うと多胎妊娠になる危険があります。母体や胎児への危険を考えると、できるだけ多胎妊娠は避けるのが望ましいです。当院ではクロミフェンと比較すると単一卵胞の発育を促す傾向にあるレトロゾールという薬を使用し、多胎になりにくい妊娠方法を提供しています。
    重度の排卵障害の方は体外受精が必要になることが多いですが、過排卵刺激周期では多数の卵胞が発育し、卵巣過剰刺激症候群をおこす危険がとても高くなります。卵巣過剰刺激症候群になると、時に患者様の命に危険が及ぶこともあります。
    当院の体外受精の方法では、過剰な排卵誘発は行いませんので、重篤な卵巣過剰刺激症候群を避けることができます。
    実際、当院でも多嚢胞性卵巣の患者様が多数通院されていますが、今までのところ卵巣過剰刺激症候群の発症はありません。身体に安全な方法で妊娠を目指しませんか?

⑤ 卵巣機能不全の場合
  • 卵巣機能不全とは、様々な原因によって残存卵胞数が減少した状態を指し、血液検査では月経開始時のFSHの基礎値の上昇また卵巣内の残存卵胞数を表すAMH(抗ミュラー管ホルモン)の低下が認められます。
    毎周期排卵がある場合もありますが、閉経が近づいている方は半年以上排卵が起こらないこともあります。
    卵胞数が少ないので、排卵誘発剤を使用しても効果がないことが多く、逆にさらにFSHを上昇させてしまうことも多いです。
    おおよその目安ですが、月経開始時にFSH≧20IU/Lの方は誘発剤の使用は不向きです。自然周期で育ってくる1つの卵胞を大事にして採卵する方がよいでしょう。
    月経開始時にFSH≧30IU/Lの方は、その周期に卵胞が発育するかも微妙です。高すぎるFSHは卵巣を疲弊させ、卵胞の発育を障害しますので、当院独自のFSHコントロール法によって卵胞が発育しやすい環境を生み出します。
    この治療は毎周期行いますので、排卵するチャンスは毎周期訪れます。FSHが高い方はカウフマン療法というホルモン治療によって治療をお休みすることも多いですが、当院の方法ではお休み周期は必要ありません。
    閉経までの時間が迫っている中、毎周期でも排卵するチャンスを生み出して妊娠できる可能性を高めていく治療を提供しております。

⑥ 原因不明不妊の場合
  • 超音波検査、子宮卵管造影、子宮鏡、精液検査、ホルモン検査などの不妊検査を行ってもはっきりした原因がわからない方は、不妊患者様の約半分に認められます。
    今ある検査で原因が明らかにならない原因不明不妊の患者様の中には、ピックアップ障害(排卵した卵子をキャッチする能力の障害)と呼ばれる、「卵子と精子がうまく出会えない」人たちが多い、と考えます。
    体外受精は「卵子と精子の出会い」を確実にする手段であり、出会いに問題のある方にとっては非常に有効な妊娠方法です。このような方の場合には、排卵誘発剤を使ってたくさん卵子を採ることは不要です。あなたの卵管ではうまく卵子と精子が出会えないのなら、その出会いの場だけを提供させていただきます。これには連日の注射は必要ありません。
    卵子と精子の出会いの過程を体外受精で手助けし、あとは自然妊娠と同じ経過をたどればよいのです。
    目的は不妊原因を明らかにすることではなく、妊娠することです。
    検査に時間を費やしても約半分の方は原因がわからないのです。
    当院ではお越しいただいた日から治療が始まります。
    不妊原因検査は必要時に行っていきますが、治療も同時並行です。
    1周期でも早く妊娠していただきたい思いが強いからです。
    身体に負担をかけず、卵子と精子を確実に出会わせて、早期の妊娠を目指しませんか?